うさぎどんの日記

主に読書メモ、考えたことを中心に書きます

【読書メモ】自分の小さな「箱」から脱出する方法

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■「箱の中に入っている」ということ
 自分の良心や本心に反していることを知りながら、それを無理に正当化することを「箱の中に入っている」

■自分への裏切りから起きる問題
・自分が他の人にすべきだと感じたことに背く行動のこと自分への裏切りという

・一旦自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。

・周りの世界を自分を正当化する視点からみるようになると現実を見る目がゆがめられる。

・したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。

・ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の正確とみなすようになり、それを持ち歩くようになる

・自分が箱の中にいることによって、他の人たちも箱の中に
いれてしまう。

・箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与え合う。

■箱の中に居るときにしても無駄なこと
・相手を変えようとすること
・相手と全力で張り合うこと
・その状態から離れること
・コミュニケーションを取ろうとすること
・新しいテクニックを使おうとすること
・自分の行動を変えようとすること

■どうすれば箱から脱出できるか
 自分が箱の外にいることのできる人間関係を選択することで箱の中にいる問題を修正できる。
箱の外に居ると人と接していると、人間が常に持っている他社性、つまり相手は自分とは違う一個の独立した人間であるという事実と、目の前にいるのとは別の人達とともに箱の外にでているあいだに学んだことが相まって、相手の人間性が、わたしたちの箱を突然突き通す瞬間がある。その瞬間に、自分が何をすべきかがわかり、相手を人間として尊重しなくてはならないということがわかる。
相手を自分と同様きちんと尊重されるべきニーズや希望や心配事を持った1人の人間として見はじめたその瞬間に、箱の外にでる。

■知っておくべきこと
・自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へと繋がる
・箱の中に居ると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる
・自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外に出ているか否かにかかっている
・他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる

■知ったことに即して生きること
・完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え
・すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に、この原則を活かせ。
・他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ
・箱のの中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外にいるように留まるようにしろ
・自分が箱の中にいるとわかってもあきらめるな。努力し続けろ。
・自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。謝った上で、さらに前に進め。これから先もっと他の人に役に立つよう努力をしろ
・他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、良く考えろ。
他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ