【読書メモ】アイデアのちから
【ざっくり三行まとめ】
・記憶に焼きつくアイデアには6つの原則がある
・アイデアはかならず「SUCCESsチェックリスト」でチェックすること
・記憶に焼きつくアイデアがあれば、普通の人が普通の状態で、人々に大きな影響を与えることができる
【読書メモ】
■記憶に焼き付くアイデアとは?
記憶に焼き付く=理解できる、記憶に残る、考え方や行動を変える力がある
■記憶に焼き付くための「六つの原則」SUCCESs
①単純明快である
②意外性がある
③具体的である
④信頼性がある
⑤感情に訴えられている
⑥物語性がある
■創造性の第一歩
型を作ること。「SUCCESsチェックリスト」を必ず行う
■単純明快である
・核となる部分を見出す(ポイントを見つける)
最も重要なものを見極めること
・核となる部分を伝える(ポイントを伝える)
単純明快である=核となる部分+簡潔さ
ことわざ:深い意味を持つインパクトの強いフレーズ
簡潔なコミュニケーションに大きな効果をもたらすには
(1)既にあるものを利用する:
(2)明確なコンセプトの企画:「バスを舞台にしたダイハード」など
(3)創造的類推の利用
■意外性がある
・関心をつかむ:驚きを与える
コミュニケーションにおける最初の問題は相手が「関心をもってくれるか」である。
関心を持ってもらう為のポイントは「パターンを打ち破る(相手が推測していないことを言う)」である
・関心をつなぎ止める:興味を持ってもらう
(1)謎を生み出す
人は謎に対して興味を持つ
(2)好奇心の隙間理論
知識の隙間を浮き彫りにする。
例)「次の放送への期待を煽るコマーシャル」
(3)隙間を生み出す
人は情報を得れば得る程、自分の知らないことに目を向けがちになる。
よって知識の隙間を生み出すにはある程度の情報をこちらから作ることが大事になる
(4)長期にわたり興味をつなぎ止める
■具体的である
・理解と記憶を促す
童話のような具体性をもたらせる
抽象的なものに具体性を持たせる
具体的な文脈を与える
相手を物語に参加させる
・協調を促す
具体的な共通目標を定める
現実味を持たせる
相手が知識を発揮できる場を生み出す
データでなく「人」に焦点をあてる
■信頼性がある
・信じてもらう
・外部からの信頼性
権威者になれば信頼性は高くなる
権威者でない場合、反権威者を利用して信頼を高める
例)「喫煙を過度にしていた女性の人生を映す」
・内在的信頼性
(1)魅力的な細部を見せる
(2)統計を用いる
(3)事例を用いる
■感情に訴える
・心にかけてもらう
大勢の人々よりも
・関連づけの効果を利用する
・自己利益に訴える
■物語性がある
・行動させる
・シュミレーションとしての物語
・励ましとしての物語
■記憶にやきつく要素を利用する
「いい人はびりで終わる」。
■SUCCESsチェックリストは相手に次のことを促す
・関心を払う(意外性がある)
・理解し、記憶する(具体的である)
・同意する、あるいは信じる(信頼性がある)
・心にかける(感情に訴える)
・そのアイデアに基づいて行動できるようにする(物語性がある)
■単純明快さは、さまざまな段階で役立つ、最も重要なのは、言うべきことを教えてくれる点
ジョン・F・ケネディとフロイド・リー:記憶に焼き付くアイデアがあれば、普通の人が普通の状況で、人々に大きな影響を与えることができる