うさぎどんの日記

主に読書メモ、考えたことを中心に書きます

【読書メモ】グロースの時代 ヤフー、フェイスブック・・・で実践したビジネスを成長させるマインドとは

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仕事と自分をグロースさせる条件


* グロースに必要なことはすべてやる
* 成長に意味のないことはいっさいやらない。意味のあることだけをやる
* キテる感を出すことでユーザーを増やす
* 日本人は大きな流れに従うことで安心感を得る
* 新規獲得よりもまずはリピーターとして長く利用してもらえる仕組みつくりに力をいれる
* 仕掛ける側にいる側が考えること
* 実体のない言葉を鵜呑みにしてる時点で仕掛ける側になれず仕掛けられる側で終わってしまう。
* 何かを始めるときや変えるときにユーザーから拒否反応や受けたからといって立ち止まったりしていては前へは進めなくなる。
* 評論家のように外野発言はいらない。どうすればいいかだけを考える。
* ディテールに神を宿す
* 自分が作りたいものがどんなものか想像し切れていないと、満足なディレクションはできない。
* 退路を断つ覚悟をきめる。そこがディティールを練るための出発点。
* ディティールが弱い人は最終的な判断を上司に求めている。
* 自分でこれでいいと言い切れるくらい考えること。
* 覚悟を背負っていない人にはなにも任せることが出来ない。

ビジネス成長に意味のある一つのことだけやりなさい


* 真に求められるサービスを考える
* 売り上げは価値の総和、利益は工夫の総和
* 「売り上げは価値を提供出来れば後からついてくる」という考え。価値を提供することに努める
* 戦略を練るにはまずデータを確認
* 数字がないと話しを聞いてもらえない。
* 数字があれば成功の確率が上がる。
* 数字があれば大失敗をさけることができる。
* 一つのことにフォーカスして他はやらない
* グロースで一番大事なのは今何をすべきかを見付け出し、その一点にフォーカスすること。
* インパクトのない会議やタスクはやらないべきだ。

1を1000にするグロースの具体論


* フェイスブックジャパンの第一歩
* 認知よりも先に日常のシーンに浸透かけていく戦略を練った
* 日本人が使いやすいものにしていく作業
* パートナーシップを組むなら両者に同党のメリットを
* 協力関係や結ぶ際は、互いのメリットが同党に成らないとうまくいかない
* 少しでもこちらの得を考えるとパートナーシップは壊れる

なんでも面白がって考え抜く、やり抜く


* 面白いか、面白くないかといく価値基準
*
* 仕事をするときは面白いと思うかを基準に考える。どうせやるなら一人ではできない大きなことをしたほうが面白い。「ただ小さな仕事」=「つまらない」にしてはいけない。基本的に全ての仕事は何かしらの面白さを見つけることができる。その面白さを見つけていかに成果をだすことだけを考えること。成果を上げていないのに文句を言っていては成長はないし大きな仕事を任せてもらえない。
* 「悲壮な覚悟」と「ワクワク感」は両立する
*
* 仕事をする上で大切なメンタル
*
* 覚悟
*
* 退路を断つくらいの覚悟を持つことが大事。それくらいの覚悟を持つことで見えてくるものがある。退路を断つくらいの覚悟を持てばディテールを掴むことができる。
* ワクワク感
*
* 成功したときをイメージをしてどれくらいワクワクできるかが大事。日々ワクワク感を感じれることで四六時中仕事のことだけ考えることができる
* 嘘を付かない
*
* 自分に対して嘘を付かないことが大事。
*
* 無理だとわかったらそれを認めること。無理だとわかっていても今までの継続が無駄になると思うとそのまま続けてしまうことがある。しかしそれは目標達成にはつながらないはず。例え遠回りになったとしても自分の気付きに正直になって方向転換すべき。
* 失敗するリーダーの典型パターン
*
* 先人や専門家の話しを聞かない
*
* 自分の感覚でやっている人は、自分の考えばかりを主張する(根拠のない)。その感覚自体が間違っている。
* 成功するためには
*
* 成功している人に話しを聞きにいく
* 遊びでリスクを取れないやつにビジネスはできない
*
* 「これからやっていく世界は何も知らず何もできない」と思うこと。何もできないから必死で吸収する。
* リスクが低いときにリスクをとる癖を付けないと大きなリスクを取ることができない
* 完璧に忘年会を仕切れるか
*
* 50人全員を満足することができずに何百人ものユーザーを満足させることができるわけない。忘年会はそれくらいの気持ちを持って取り組む



* 他人事を自分ごとにする
*
* 何事も自分事化すれば全てにおいて全力投球できる。
* 燃え尽き症候群になるほど全力を尽くす
*
* 反省点があると失敗したときに後悔が大きくなる。後悔しないように常に一生懸命、全力でやりきる
* 想像を絶するほど一点のことを考え抜く
*
* 一つのことを徹底的に考え抜くことが真のストイックと言える
*
* 四六時中考えることで風景などを含めて目に映るもの全てが考えていることに結びつけることができる。そうすることでアイデアが出てきてビジネスをグロースできる。
* 一つのことだけをするポイントは成功のイメージを持つこと

君は日本で戦うのか世界で戦うのか


* ディテールの共有が最大の武器になる
*
* 強い企業は、一人一人が有能だけではなくスタッフ全員が成功ディテールの共有ができている
* 人それぞれ自分にしかできないやり方がある
*
* 真のリーダーは、ディティールを描きだす力と、それを周囲に伝える力がずば抜けている
* 日本のトップランナーが教えてくれたこと
*
* 当事者が自分の頭で考える余白を残しておくこと
*
* 自分で考えて、自分で成し遂げてこそ、成長できる。
* どんなことでも本気でやれば信頼されていき、一つのことでも手を抜けば信頼はなくなる
*
* 小さなことでも全力でやっていくことで信頼は少しずつ大きくなり、何をやっても信頼される人になる
* 視座を高くして自分もビジネスもグロースさせる
*
* 若いうちにどれくらい自分を解放できるかをトライすること
*
* 会社や上司を気にせずにやりたいことをやる
* 実行する癖だけではなくフォーカスする癖もつけておく
*
* 優先順位を付けられるようになっておく
* 若いうちは視座を高くすることに注力すること
*
* 大きなテーマがある人にはそれに共感して人が付いてくる
* 視座を高くすることで見えてくる聞こえてくるものが違う。ニュースやテレビで入ってくる情報量やそこからひらめくアイデアも変わってくる

【読書メモ】自分の小さな「箱」から脱出する方法

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■「箱の中に入っている」ということ
 自分の良心や本心に反していることを知りながら、それを無理に正当化することを「箱の中に入っている」

■自分への裏切りから起きる問題
・自分が他の人にすべきだと感じたことに背く行動のこと自分への裏切りという

・一旦自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。

・周りの世界を自分を正当化する視点からみるようになると現実を見る目がゆがめられる。

・したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。

・ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の正確とみなすようになり、それを持ち歩くようになる

・自分が箱の中にいることによって、他の人たちも箱の中に
いれてしまう。

・箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与え合う。

■箱の中に居るときにしても無駄なこと
・相手を変えようとすること
・相手と全力で張り合うこと
・その状態から離れること
・コミュニケーションを取ろうとすること
・新しいテクニックを使おうとすること
・自分の行動を変えようとすること

■どうすれば箱から脱出できるか
 自分が箱の外にいることのできる人間関係を選択することで箱の中にいる問題を修正できる。
箱の外に居ると人と接していると、人間が常に持っている他社性、つまり相手は自分とは違う一個の独立した人間であるという事実と、目の前にいるのとは別の人達とともに箱の外にでているあいだに学んだことが相まって、相手の人間性が、わたしたちの箱を突然突き通す瞬間がある。その瞬間に、自分が何をすべきかがわかり、相手を人間として尊重しなくてはならないということがわかる。
相手を自分と同様きちんと尊重されるべきニーズや希望や心配事を持った1人の人間として見はじめたその瞬間に、箱の外にでる。

■知っておくべきこと
・自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へと繋がる
・箱の中に居ると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる
・自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外に出ているか否かにかかっている
・他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる

■知ったことに即して生きること
・完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え
・すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に、この原則を活かせ。
・他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ
・箱のの中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外にいるように留まるようにしろ
・自分が箱の中にいるとわかってもあきらめるな。努力し続けろ。
・自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。謝った上で、さらに前に進め。これから先もっと他の人に役に立つよう努力をしろ
・他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、良く考えろ。
他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ

【読書メモ】アイデアのちから

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【ざっくり三行まとめ】
 ・記憶に焼きつくアイデアには6つの原則がある
 ・アイデアはかならず「SUCCESsチェックリスト」でチェックすること
 ・記憶に焼きつくアイデアがあれば、普通の人が普通の状態で、人々に大きな影響を与えることができる

【読書メモ】

 ■記憶に焼き付くアイデアとは?
  記憶に焼き付く=理解できる、記憶に残る、考え方や行動を変える力がある

 ■記憶に焼き付くための「六つの原則」SUCCESs
  ①単純明快である
  ②意外性がある
  ③具体的である
  ④信頼性がある
  ⑤感情に訴えられている
  ⑥物語性がある

 ■創造性の第一歩
  型を作ること。「SUCCESsチェックリスト」を必ず行う

 ■単純明快である
  ・核となる部分を見出す(ポイントを見つける)
   最も重要なものを見極めること

  ・核となる部分を伝える(ポイントを伝える)
   単純明快である=核となる部分+簡潔さ
   ことわざ:深い意味を持つインパクトの強いフレーズ
   簡潔なコミュニケーションに大きな効果をもたらすには
    (1)既にあるものを利用する:
    (2)明確なコンセプトの企画:「バスを舞台にしたダイハード」など         
    (3)創造的類推の利用
 
 ■意外性がある
  ・関心をつかむ:驚きを与える
   コミュニケーションにおける最初の問題は相手が「関心をもってくれるか」である。
   関心を持ってもらう為のポイントは「パターンを打ち破る(相手が推測していないことを言う)」である

  ・関心をつなぎ止める:興味を持ってもらう
   (1)謎を生み出す
    人は謎に対して興味を持つ
   (2)好奇心の隙間理論
    知識の隙間を浮き彫りにする。
    例)「次の放送への期待を煽るコマーシャル」
   (3)隙間を生み出す
    人は情報を得れば得る程、自分の知らないことに目を向けがちになる。
    よって知識の隙間を生み出すにはある程度の情報をこちらから作ることが大事になる
   (4)長期にわたり興味をつなぎ止める
    

 ■具体的である
  ・理解と記憶を促す
   童話のような具体性をもたらせる
   抽象的なものに具体性を持たせる
   具体的な文脈を与える
   相手を物語に参加させる
  
  ・協調を促す
   具体的な共通目標を定める
   現実味を持たせる
   相手が知識を発揮できる場を生み出す
   データでなく「人」に焦点をあてる

 ■信頼性がある
  ・信じてもらう

  ・外部からの信頼性
   権威者になれば信頼性は高くなる
   権威者でない場合、反権威者を利用して信頼を高める  
   例)「喫煙を過度にしていた女性の人生を映す」

  ・内在的信頼性
   (1)魅力的な細部を見せる
   (2)統計を用いる
   (3)事例を用いる

 ■感情に訴える
  ・心にかけてもらう
   大勢の人々よりも
  ・関連づけの効果を利用する
  ・自己利益に訴える
  
 ■物語性がある
  ・行動させる
  ・シュミレーションとしての物語
  ・励ましとしての物語

 ■記憶にやきつく要素を利用する
  「いい人はびりで終わる」。

 ■SUCCESsチェックリストは相手に次のことを促す
  ・関心を払う(意外性がある)
  ・理解し、記憶する(具体的である)
  ・同意する、あるいは信じる(信頼性がある)
  ・心にかける(感情に訴える)
  ・そのアイデアに基づいて行動できるようにする(物語性がある)

■単純明快さは、さまざまな段階で役立つ、最も重要なのは、言うべきことを教えてくれる点
 ジョン・F・ケネディとフロイド・リー:記憶に焼き付くアイデアがあれば、普通の人が普通の状況で、人々に大きな影響を与えることができる

【読書メモ】サイバーエージェント流 成長するしかけ

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【序章】
 ■社員の定着を妨げた3つの問題
  ①ビジョンや価値観の浸透が弱かったこと・
  ②社員同士のつながりが希薄だったこと
  ③個人への認知や、自己肯定感が不足していたこと

【ビジョンと価値観を浸透させる】
 ■価値観を浸透させるための「マキシムズ」の作成
  ・社員に自慢してもらうことがポイント
  ・社員全員にマキシムズが書かれた冊子を渡している
 
【社員同士のつながりを強化】
 ■エニアグラムを導入して会話の材料に
  ・他のメンバーを理解し、各人の成長の助けとなるようにする
  ・人を9つタイプに分類する
  ・上司と部下で「合う・合わない」が発生したことがこれを導入することで人は自分と違うことを認識し少しずつ理解されるようになった

【メンバーの自己充足感を高める】
 ■サイバーエージェントの昇格人事
  ・人格や人柄を重視
  ・仕事の実績や社歴を理由に昇格を決めてはいけない
  ・部下となった人は入社してくる人を、尊敬できる人の下で働かせてあげなくては、才能を腐らしてしまうかも知れない
  ・上層部に人格者が多く居るならば、そう簡単に会社組織はおかしな方向へいかない。
  ・極端に言うと「実績」は昇格する際の周囲や本人の納得感のための手段に過ぎないとさえ考えている
  ・昇格させたい人が目立った実績を上げたときのタイミングを逃さず昇格させるべき

 ■「きちんとみてもらえている」という安心感
  ・月一で30程の面談を行っている
  ・デキル上司に共通しているのは「足下と中長期をセットで聞くこと」
  ・一般社員は目の前の業務に集中するあまり視点が低くなりやすいため、中長期の方向性に不安をもってしまう傾向がある
  ・そのため「現在の目標」と「中長期の目標」をうまくつなぐことがポイント
  ・それをすることで「見てもらえている感」「自分は役に立てている」「必要とされている」と感じることができる
  ・上記のように武官の自己肯定感を高めていく、このサイクルを回すことが社員の成長を促進するキモと考え、サイバーエージェントのマネージャー研修などでアドバイスしている

【経営と現場をシンクロさせる】
 ■「人事の独りよがり」をいかに排除するか
  ・現場を代表する人達8名ほどで「バージョンアップ委員会」を月に2回程開催する
  ・ポイントとしては「なにかを決めよう」「新しい制度を作ろう」などと力まないであくまで「声を集めることに主眼する」
  
【将来を担うマネージャーの育成】
 ■マネージャーの仕事は「組織の成果をだすこと」
  ・盛り上げたり、仲良くすることではなく成果をだすこと
  ・今出す組織の成果とは何かを常に考える
 ■マネジメントのポイント
  ・明確な目標をセットさせること
  ・メンバーに燃える目標をセットできればマネジメントの仕事は大きな進捗
  ・日々メンバーのお世話に明け暮れている人は「目標決め」に時間を費やすとメンバーの潜在能力を引き出せる

【読書メモ】レバレッジ・リーディング

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【ビジネスの多読とは何か】
・本は投資活動としてとらえる
・人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから本を読め
・本を読む時間がないは言い訳。本を読まないから時間がない

・値のにじむような努力をした他の人の数十年分の思考錯誤の軌跡が、ほんの数時間で理解できるよう、本の中には情報が整理されている
ビジネスパーソンの読書はスポーツ選手にとっての練習
 →つまり、本を読まないビジネスパーソンは練習しないでいきなり試合に望むスポーツ選手のようなもの
・ビジネス書は自腹を切って買うのが、本来の買い方
 →書き込みが自由にできる、元をとろうという意識がでることで真剣に読む
・一冊のみを読んで、この著者の意見がすべてだと思い込んでしまう危険をさける為に多読をする
 →最後の答えは自分で出す

【本選びは投資物件選び】
 ■目的を明確にする
  ・まず第一に必要不可欠なのは「目的を持って本を選ぶ」こと。人生の目標、現状の課題が見えていれば今必要な本がはっきり意識できる
 
 ■教養型よりは経験型を選べ
  ・ビジネスにおいて役立つのは「理論」より「実践ノウハウ」。難しい本はビジネスおいて役に立たない
  ・本は本当にそこに書かれていることに興味があれば、難しく感じることはない
  ・経験型を読む目的は他人の成功体験にレバレッジをかけること
 
 ■同じジャンルの本を徹底的に読む
  ・カテゴリー集中法
   →あるテーマについて知りたいと思ったら、そのジャンルの本を手に入るかぎり全て徹底的に読む
    複数の本を読むことで重要なポイントがわかってくる。
    どの本にも同じことが書いてあれば、それは誰もが認める重要なポイントだと判断できる

【1日1冊、ビジネス書を戦略的に読破する】
 ■本を読む間に「この本から何を学ぶか」をはっきりさせておく
 ■自分にあった読書環境を見つけよう
  ・本をよみやすい、不思議と集中出来る場所があるので色々ためすこと
  ・バラバラな時間帯に読むより、毎日決まった時間を取ったほうが習慣になり継続しやすい
  ・朝入浴しながら読むのもおすすめ

 ■制限時間を設ける
  ・下記のような本は一時間から二時間で読むこと
   ーすでに持っている知識を強化するための本
    →自分の場合はSEO系の本など
   ー成功体験、経験談
   ー自己啓発、モチベーションを上げる為の本
  
 ■一冊の内容を咀嚼する
  ・前書き、目次、あとがきを読んで大枠を掴む、そして改めて目的を意識する
  ・章のはじめや終わりに「まとめ」が書いてあり、そこにエッセンスが集約されているのでそれを先に読むのも良い
 
 ■単なる本を収益を上げる資産に変える
  ・重要なポイントに線を引き、印を付け、ページの角をおる
 ■余白にはどんどん書き込む
 ■読むスピードは緩急を付ける

【読んだままで終わらせない】
 ■メモすることで記憶に残し、実践に使ってみる
  ・メモの内容を自分の中に刷り込んでいき、習慣化することで正しいやり方を身につけたり、あるいは実践の中でメモした内容が使えるかも分かる。
   そうした反復を行うことで自分に合うようにアレンジを加えていけばよい。その洗練されたノウハウが自分のものとなり結果が伴うようになる
 ■言葉をおごる
  ・メモの内容を他の人に教える
   →知識労働者は自らが教えるときに最もよく学ぶという事実がある
 ■実践で活用してみる
  ・習慣になるもまでいやになるほど反復しなければなれない
  ・本で学んだことをメモ→繰り返し読む→条件反射で行動できるようにする→どんどん実践で活用 のサイクルを回すこと

【読書メモ】図で考えるとすべてまとまる

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【絵が下手でも大丈夫】
 ■図の基本系は誰でも書ける
  図は◯、△、□、→、ーなでの本当にシンプルなパーツだけで大体かける

 ■とりあえずペンをもってみる
  図に対して抵抗感をなくすにはとにかく手を動かすことから。例えば会議やセミナーなどで人の話しを聞く機会があれば、その内容を図にしたりして誰にも見られない所で練習する。

 ■手書きは人を巻き込む
  手書きは「相手を巻き込みたい」「協力して何かを作りたい」というときに役立つ
  パソコンできれいに作成した資料を見せるより手書きだと、まだ考えている途中(アイデア段階)に見えるから、相手が意見を言いやすくなる。
  反面パソコンのようにきれいな資料を見ると完成形に見えてしまうので、それを評価する「立場」で見てしまう。

 ■図がいつでもかける環境をつくる
  線のない、縦横無尽にかけるノートを用意するだけで、ぐんと図を書く力がアップする
  図に線が入っているとつい順番に規則正しく書いてしまうので、図の自由な思考には向いていない

 ■「図を考える」のではなく、「考えるために図を使う」
  図には一定のパターンがあり、それが分かれば「考え方のパターン」がわかるようになる
  ビジネスで役立つ思考パターンがそのまま身に付く

【実践編】

 ■すぐれた企画を考えるときの手順
  ①分解することでターゲットを広げる(因数分解の図)
   例)売り上げアップのために考えられるだけのターゲットを出し切る 
     新規顧客を取り込む、既存顧客を取り込む

  ②分類することで優先順位を決める(マトリックスの図)
   ターゲットを出したら次は優先順位を決めること
   優先順位を決める要素を出して、それぞれのターゲットを要素に当てはめる

  ③分類することで発想を広げる
   ターゲットごとに打ち手を決める

  ④コンセプトに整理してまとめる
  ⑤スケジュールをまとめる
 
 ■メッセージをうまく各ための3パターン
  ①相手が知らないことを述べる
   ・実は
   ・やはり
   ・本当は
  ②意思決定するための結論を述べる
   ・結論として
   ・比較した結果
  ③相手に行動してほしいこと、承認してほしいことを述べる
   ・〜すべき
   ・〜が必要
   ・〜が開始

  メッセージを各上で意味のないタイトルになっていないか気をつける

【読書メモ】「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本

・分析をするための発想とコツ
・分析手法
・結果の伝え方、見せ方

上記3つの観点が分かりやすくて実際に仕事でつかえそうだったのですごく為になった

読書メモ================

【発想とコツ】
 ■分析とは
  ・仮説を確認(検証)すること

 ■仮説が必要な3つの理由
  ①無駄な分析をさけることができる
   何を調べるかが明確だとそのためにどのデータが必要でどの手法を使えばよいかについてのブレが減る

  ②分析の目的が明確になる
   「何をしりたくて調べていたのだっけ?」と本来の目的を忘れ「分析結果を出すこと」だけを追いかけてしまう状態をさけることができる  
  
  ③大局的な視点でストーリーが作りやすい
   仮説は目的を達成するための要素である。
   その複数の仮説(要素)に対する分析結果を組合わせることで、目的に対する多面的、大局的な視点を持つことができ、より説得力のある答えを引き出すことに繋がる
  
 ■仮説アプローチの罠
  ①見えない課題を見逃すリスクがある
   最初から課題ありきで始まる場合、もし同じデータにより重要な情報が埋まっていた場合それを見逃す可能性がある
   
  ・仮説アプローチの対極にある「網羅的アプローチ」
   目的や課題を限定せずに片っ端から網羅的に分析にかけること
   「大きな仮説がとくにない」というときに使える
   労力がかかるが想定しない発見に出会う可能性を秘めている

  ②バイアスのリスク
   「仮説」は、検証前の「思いつき」でしかないため、
   その仮説が、個人の主観にある程度頼らざるを得ない限り、その人の思い込みやバイアスに左右されるリスクは避けられない。
   いくら分析テクニックを身につけようが仮説作りに失敗してしまうと、集めるべきテータや分析手法が最適でなくなりアウトプットの質が下がる

 ■仮説を効果的にたてる為のポイント
  ①モレなくダブりなく(MECE
   仮説を立てる範囲に抜けがあれば大事な視点を見逃す可能性がある
   またダブりがあると無駄な分析につながる
   最初の段階でこれらのリスクをできるだけつぶしておくことが大事
   
  ②現状の制約条件にとらわれない
   手元にデータがない、今まで調べたことがない社内に知見を持った人がいないなどの理由から、それらに関わる仮説を最初から排除してはいけない
   そこに大事な発見がある可能性があるため

  ③複数の仮説を立ててみる
   問題の原因や、機会の存在は1つとは限らない。
   何かしらのストーリーやロジックをもって相手を説得する場合にも1つの根拠だけに頼るよりも、複数の切り口からお互いの仮説を保管し合う主張のほうがより強いメッセージとなる

  ④最初から100点を狙わない
   最初からある程度本質をついた仮説のほうがより効率的に答えにたどり着くことは事実
   しかしそれにこだわると発想も広がらず思い込みが入りやすくなる
   「仮説は完璧でなくてこも良い」ということを常に念頭において置く

 ■「仮説構築のための分析」と「仮説検証のための分析」
  限られた時間では仮説のあたりを付ける精度を上げて分析をより効率的にすすめる必要がある
  そのようなときにも「分析」が活躍する 
  ラフな分析を短時間で行い、その結果を見て深堀すべきポイント、仮説の優先度を見極めることができれば分析作業全体の効率が上がる
  例)お店ページのSEO順位をあげるための問題をみつけたい
   ・ある都道府県に問題があるのでは 
   ・投稿数が多いと少ないで問題があるのでは
   ・あるジャンルで問題があるのでは?
   ・お店名のパターンによって問題があるのでは?

  上記のように問題になりそうな仮説を網羅的にだす
  それぞれの仮説ごとに傾向をだして、問題がありそうな傾向が見られた仮説に対してさらに深く分析する

  「さらっとあたりを付けるための分析」と「しっかりとした論理作りのための分析」をうまく使い分けられるようになれるとよい

【データの集め方と分析の視点】
 ■データ集積のポイント
  ①仮説の一歩外までデータを集める
  ②データの軸ごとに分解する
   例えばお店UUの軸として「投稿数」「ジャンル」「都道府県」という軸がある
   それらの軸ごとに分解することで軸ごとに違いが見えてくる
   ・分解しすぎることの問題
    ーコストがかかる  
    ーおおきなばらつきの問題
     雑音となり得るデータが含まれている可能性があるため
    
  ③データの範囲を意識する
   どこまでのデータを採用するかによっても分析結果は変わる
   一日、週間、月間、年間によって傾向がかわるため目的に沿った範囲でとること
   とくにこれという正解はないので取れれば多く取っておいたほうがいい

  ④外れ値は理由を考えて処理する
   分析する上で最も大事なのが「外れ値が存在していることを認識していること」
   もし外れ値が正当な理由なく入っている場合、それを外しておくべき
   ・散布図にして外れ値を見つける

【平均・中央値】
 ■平均の罠
  ・平均は常に真ん中にあるとは限らない
  ・平均の周りに最も多くのデータがあるとは限らない 
 ■中央値はポジショニングを知るヒントになる
  ・データの中にある極端な値の影響を回避できる
  
 中央値と平均を比べて極端な「外れ値「など極端な値のデータの有無のフィルターとして機能することもわかる

【相関分析】
 ■相関の強さを示す「相関係数」
  相関の大きさには強い弱いがある
  一方のデータがどの程度他方のデータの動きに連動しているかで決まる
  相関の強さは「相関係数」という指標で示される
  相関係数は+1〜ー1までの範囲
  相関係数がプラスだと正の相関「2つのデータの増減方向が同じ」
  相関係数がマイナスだとマイナスの相関
  ゼロだと全く相関がないということになる
  -1 ~ -0.7:強い負の相関
  -0.7~-0.5:負の相関
  ~0.5~0.5:相関なし
  0.5~0.7:正の相関
  0.7~1.0:強い正の相関
 
 ■見せかけの相関と因果関係
  ①単なるデータの偶然(たまたま傾向が似ていただけ)
   例えば株価下落と季節が冬に向かっているときの気温は同じく数値が現象していて相関係数は高くなるが
   これにはなんにも理論的なつながりがない

  ②単に”関連”のあるデータの組み合わせ
   身長と体重など
  
  ③疑似相関 
   2種類のデータには全く相関関係がないのに、その他の要因が影響して計算上相関があるようにみえること
   例えば「年収」と「起床時間」の関係である
   「早起き」→「年収が高い」は計算上では相関関係が高いことが出てしまう
   しかし実際は「早起き」→「年寄り」、「年寄り」→「年収が高い」(年功序列がまだあるため)
   のように「年寄り」は「早起き」と「年収が高い」ことと相関があるが「早起き」と「年収が高い」には実は相関がない
   このような見せかけの相関を「疑似相関」と呼ぶ
   従って早起きすれば年収が上がるとは言い切れない
   大事なのは疑似相関があるということを常に意識すること

 ■相関分析で、データ範囲を扱うときに覚えておきたい重要ポイント
  ・データがあったからそのまま分析に使うのではなく、目的にあった範囲のデータを使うこと
  ・相関係数の計算だけを鵜呑みにせず、散布図で視覚化することで全体の様子をみること
 
【見せ方、伝え方】
 ■分析することと伝えることは違う
 分析タスクと結果を伝えるタスクは全く別ものだと考えること
 ・データ分析の目的
  データから特徴を見出す
  予測やシュミレーション結果を得る

 ・プレゼンテーション(伝える)
  伝えたいメッセージを理解、共有
  同意、承認

 ■伝え方のポイント
  ①分析したことを全てみせようとしない
   受けてにとって必要なことのみを見せる
  ②分析結果を文章で言い換えてみる
   相手に理解してもらうために文章にしてわかりやすく伝える(メッセージ+図で分かりやすく伝えるほうがいいかも)
  ③情報源の出所を明記
   データソースに信頼がなければ結果の質を下げる
 
 ■数値だけではなく視覚に訴える
  ・伝えたいポイントを吹き出しで入れる
  ・比較してメッセージを強調する